葉をハサミで切ると信号が全身に伝わって虫に強くなる
キャベツの間の草を刈る時、キャベツの葉まで刈ってしまいそうでドキドキしていた昨日までの私。
昨日の私を超えてゆけ!今日からは、むしろキャベツの葉も一緒に刈ることを喜びながら、キャベツを信じて草を刈る。
2018年・埼玉大学・Science誌
「葉が虫にかじられると全身に信号が伝わって虫に強くなるけれど、虫にかじられなくても葉をハサミで切ると同じ信号が全身に伝わって虫に強くなる。」
https://science.sciencemag.org/content/361/6407/1112.long
草刈り中に野菜の外側の葉も刈っってしまうと、直後からメキメキと強い野菜になることを感じていた。感じては居ても半信半疑だった昨日までの私。その感覚は科学で証明された。また一つ「おまじない」が「科学」になった日。
加えて以前ご紹介した、2017年 京都大学の論文
「草刈りした草が出す揮発性物質は、野菜の虫食い被害を軽減させる。」
草刈りすると草は虫にかじられたと勘違いして、虫に気をつけろ!という匂いを出すけど、その匂いを嗅いだ草の近くの野菜は、虫に食われていないのにも関わらず(おそらく遺伝子の発現を変えて)虫に強くなる。
https://www.nature.com/articles/srep41508
http://www.ecology.kyoto-u.ac.jp/~junji/research.html
草刈りで強くなり、ファイトケミカルが増え、害虫抵抗性が上がる。元気で美味しい野菜になる。宮ファームのキャベツ。
寒くても強力に土壌微生物の活性をあげるスイッチのような天然資材を探している。実験している。こういう資材は野菜も草も成長してしまうから、草刈り直後に施すのが効果的。
水質浄化にも使われる微生物のスイッチを入れる資材は、寒い冬だけ休んでいるわけにはいかないのだ。それを畑に応用したバイオスティミュラントな天然資材がいくつかある。さすが日本の資材。発酵文化の国日本のスイッチ資材。
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