野菜の強さと味

北海道酪農学園大学の菌根菌研究者、小八重教授に、顕微鏡観察のポイントをご指導いただきました。

菌根菌が共生することで強く育つ野菜。

青く丸く染まる油の玉ベシクルがあった方が、そこを足がかりに拡大していく元気さがあるとか、

野菜の強さと味


菌糸にフシがあると根との栄養のやり取りが万全ではないことを読み取れるとか、

野菜の強さと味


フシがある場合、土の栄養が豊かなために、野菜が菌根菌を必要としていないのか、
あるいは、野菜が弱っていて菌根菌に魅力を感じてもらえていないケースでも同じ現象は起きるため、多面的に観察することは大切。

菌根菌の共生が少なかった場合でも、菌根菌以外の多様な微生物たちが野菜の強さを引き出しているのか?

https://miyafarm.hamazo.tv/e9999251.html

あるいは同じ個体の別の根では、菌根菌がたくさん共生していて野菜の強さが保たれているのか?

観察から導き出される推論を、顕微鏡で見たり、菌数を測ったり、自分の感覚を大切にしたりして確信に変え、より理想的な、強い野菜が育つ土を保つ。

野菜の強さ。
農薬を使う、使わないが境目ではなく、
どの農法の農家さんでも、土の微生物を大切にしている方の野菜は強い。

公益財団法人日本ヘルスケア協会
野菜で健康推進部会 部会長であり、
一般社団法人 食と農の生命科学研究会 代表理事である、丹羽先生。

ここに所属する全国の農家さんが引き出している野菜の強さ。

https://vegetablescience.org/professional/2735

野菜のおいしさ
美味しさにもいろんな観点はありますが、野菜が欲しい栄養を、土の微生物たちが届ける経路が働いていれば、野菜が栄養を過剰に摂取することがなく、まろやかな味になる傾向があります。
また、畑の草や菌の多様性を保つことで、多様な菌や草が、多様な旨み成分を野菜に送ってくれるから、深みのある野菜になる傾向があると感じています。

無農薬でもそうでなくても
美味しさと強さ
と言う観点で情報交換する農家さんたち。
夏も冬もある微生物豊かな日本の大地で、美味しさと強さは、強みになる。

肥料をあげすぎずに畑の微生物に任せたり。
味方菌まで弱らせない工夫をしたり。


オンラインの時代になっても「百聞は一見にしかず」。農家が自分で土を見たい時に見る。根を見たい時に見る。空想に裏付けを。予想にエビデンスを。
これで、簡易な顕微鏡観察は我が家で、詳細な顕微鏡観察は浜松医科大学さんで、自分で観察できるスピードアップ。
ご縁の皆様ありがとうございます。


先に論文を貼り合わせて、事実を推論すると真実とズレるので
観察した事実を大切にして、そこに論文を当てていく。


今回の北海道研修旅のお供に、ゲーテの色彩論を読みながら。これ、自然を相手にする芸術家や農家は、必読の書だなあ。

野菜の強さと味


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