最初に私が(豆の根粒菌以外の)窒素固定菌に触れたのは2016年の微生物生態学会での鹿児島大学のポスター発表で話を聞いた時。
そのことをブログに書いたのが2017.3.7
https://miyafarm.hamazo.tv/e7329824.html
その学会のポスター発表の演題詳細
https://www2.e-kenkyu.com/jsme2016-abstract/524
2016年、私は木屑を施した畑を観察していて、木屑しか畑に入れてないので窒素分が少ないはずなのに、野菜がデカくなる理由を探していた。「窒素固定菌の可能性は?」と、2016年に横須賀で行われた微生物生態学会でエビデンスを探しに行ったのが始まりでした。
そこで私は、手がかりを見つけました。
2016年の微生物生態学会で、稲の葉と根に窒素固定菌がいて、窒素固定していることを、鹿児島大学さんが発表されていました。
それから9年が経ち、2025年、農業系ユーチューバーさんが、稲の葉っぱの窒素固定菌について触れてきました。広く知られて人類の集合知となり始めてきた。
2023年に杉山修一元教授が、私が知る限り一番最初にYouTubeで窒素固定菌について触れました。
https://youtu.be/PBzcpMDQP08?si=Xl-jz8TtLm7AIhgq
私が窒素固定菌のまとめ記事を書いた2022年時点で、窒素固定菌のことに言及しているのは、リンゴの木村さんを科学している杉山修一元教授。
https://miyafarm.hamazo.tv/e9538827.html
2022.3出版の「ここまでわかった自然栽培」の中で触れてます。
2024年になって、農業系ユーチューバーの皆さんが窒素固定菌に言及してきました。
次の話題に移ります。
ではなぜ、土の中に施した木屑を分解する糸状菌は、窒素が少ないのに働けるのか?空気中の窒素を固定する窒素固定菌が木屑の糸状菌の周りにいるのではないか?そんな疑問からpub-medをサーチしていた2022年に見つけました。
そして私は2022年に、浜松医科大学の論文抄読会で研究者の皆さんに紹介しました。
糸状菌と窒素固定菌の関連を推定していた論文が以下の論文です。
糸状菌と窒素固定菌について私が紹介した2021年の論文
https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fmicb.2021.685303/full#F3
それから2年が経ち2024年に、糸状菌と窒素固定菌の関係について、農業系ユーチューバーさんが言い始めました。
観察とエビデンスが
人類の集合知になっていく。
観察と論文を繋ぎ合わせ、ブログに置いたことが、人類の集合地となって広まっていく可能性を感じます。これからも新しいことを発信していきます。時にオーバースペキュレーション気味に、しかし、観察から導かれることを外さずに。
うちのスタッフたちの観察眼はとても繊細。私は彼らの観察を担保する論文を探して示します。
菌根菌と(木材腐朽的)糸状菌は、混同されがちなので、その違いも示していきたいと思います。
菌根菌が野菜に送り込むマイクロRNA(miRNA)、野菜のカビ抵抗性を上げしてくれるマイクロRNA(miRNA)、菌根菌が共生していることでウイルスに強くなる野菜、などについて畑を観察し、調べています。
https://miyafarm.hamazo.tv/e9839610.html
わかりやすく提示できたら。
アルゴノートタンパク質(AGO)やRISCタンパク質、エクソソームでmiRNAを釣ったり、ガン遺伝子mRNAや変異コロナスパイクタンパク質mRNAで miRNAを釣れば、機能性野菜特有のmiRNAが決定できる可能性がある。
https://www.amed.go.jp/news/release_20190822.html
そしたらうちの野菜をサブスクしているお客さんの体感が解明、連想できるかも。
土壌微生物が何億年も前から野菜に入れている免疫爆上げ物質があるとして、そこを外さずに野菜作りをしている農家の野菜は、見た目は同じでも強いのです。
例えばピカソの絵が100円ショップで売られていて気付かず、サプリを買うような人たちに情報が届いたら。体感があったら。
宮ファームのミヤは、マイクロRNAのmiR。miRと書いてミヤと読む。土壌微生物や野菜のmiRが、野菜を食べた人々を強くする願いを込めて。そんなエビデンスが出てきています。野菜のmiR2911がコロナウイルスmRNAを不活化する可能性が示された時代です。
https://miyafarm.hamazo.tv/e9897580.html
mir_farm.co.jpドメインもGMOさんで取得済みです。